オモロ・トリガー

クロノ・トリガーはオモロい。だからオモロ・トリガー

「成し遂げられない」自分への処方箋

物事が長続きしない、三日坊主を極めつつあるオモローだよ。

色んなことに興味を持つのはいいのだけれど、結局何もかもが中途半端になりがちってそれ、向上心の高い紳士淑女のみなさんにとってのあるあるネタじゃないですか?

僕も正にそのタイプで、何かを始めるときは、やたらに大きな目標を持って取り組むんですね。

勉強でも遊びでも、仕事でも。なんでもそう。やるからにはとことんやってやるぜ!ってタイプなの。たぶん、ナンバーワンになってチヤホヤされたいんだろうね。

チヤホヤされたい病

たとえば、数学に興味を持って、「なんで今まできちんと学んでこなかったんだ!? 数学こそ人類の英知! 世界の真理を紐解いてやるぜ!」ってすげー意気込むの。

それで、しっかりと自分のレベルに合ったところから順序良くやっていけば、何の問題もないんだろうけど、僕の場合は大体次のように行動する。

  1. 図書館とか行って、分厚い専門書を借りてくる。書いていることが難しければ難しいほどにそそられる。
  2. 数学の歴史を調べだす。ニュートンやライプニッツなど、偉人たちの伝説を読み漁る。
  3. 伝説の人たちの数々の偉業や逸話に酔いしれて胸がいっぱいになる。
  4. 日常会話の中で、それら聞きかじりの知識をさりげなく織り交ぜながら喋るようになる。(例:仕事で行き詰っている人に対して、「少し息抜きが必要なんじゃない? ハミルトンだって散歩中に四元数のアイデアをひらめいたんだからさ」など)
  5. 専門書に書いてあることのほとんどが理解出来ないが、とりあえず読み進めてみる。
  6. 2週間ぐらい経過。この時点で、まだ数学の問題はひとつも解いていない。

とまぁ、自分で書いてて、なんだこの知ったかぶりのクソ野郎はとか思うんだけど、わりとリアルな描写だったりしてゲンナリする。

勉強に限らず、すべてにおいてこの調子になってしまって、何かもうお先真っ暗です。

これではいけないってのは、頭では理解出来ているはずなのにいつもこうなっちゃう。

まぁ要するに、先に書いたとおりなんだけど本心からやりたいと思っているわけじゃなく、皆にチヤホヤされたいだけなんだろうね。

だからこそ、凄い人たちの話を聞いてそこに自己投影しちゃう。

自分が凄いわけじゃないのに、まるで自分の功績かのように偉人たちの歴史を語っちゃう。

そして自分が凄くなったと勘違い。

なんともはや、虎の威を借る狐かな。

そもそも本当に数学がやりたいんなら、図書館行って分厚い専門書借りてる場合じゃないんだわ。

紙とエンピツ用意して、ネットでも何でもいいからひとつでも問題解いてみろって話。

それをしないってことは、崇め奉られたいという煩悩が先走っちゃってるだけってことね。

あー、嫌になる。ほんと、書いてて自分が嫌になる。

なるんだけれども、僕の病はまだまだ深刻なので、もう少しお付き合いください。

世界にひとつだけの花 → 世界で一番すごい花

オンリーワンよりナンバーワンを目指したい、スマップ否定派のオモローです。

ゲームが好きで色んなタイトルを遊んできましたが、やっぱりオンラインRPGが面白い。

今はもう辞めちゃったけど、「ラグナロク・オンライン」なんかは特に寝食忘れてどハマりしちゃいまして、色々とダーティーな自分史を持っております。

このような、ゲームを遊ぶときにでも、僕はやっぱり大きな目標を掲げちゃうんですね。

オンラインRPGって、やったことない人にはピンと来ないかもしれないけど、キャラクターのレベルとか、持っているアイテムのレア度なんかで、神がかり的に凄いプレイヤーがその世界に何人かいるんです。

彼らは本当に凄くて、キャラクターのレベルを上げるのに必要な経験値がどれだけ莫大なもので、1時間やり込んでも数パーセントしか上昇しないような状況にあっても、尋常ならざる集中力を持ってして圧倒的なスピードで最大レベルまで育て上げ、なおかつそういうキャラクターを何体も所持していたりするんです。

しかも、入手確率が0.02%程しかないような激レアアイテムも、必要なものを必要な分だけ、どこからか手に入れてきてしまう。

そうするとさらに育成スピードに拍車がかかり、もはや僕のような凡人では辿り着きようもない境地にまで達してしまいます。

それでも、僕は向上心に満ち溢れ、「世界で一番すごい花」になりたい人間ですから、彼らを追い越してやろうと、いつものように意気込むわけです。

このようなとき、僕は大体次のような行動をとります。

  1. ネットで最も効率のいいキャラクターの育て方を調べる
  2. 自分が持っている手札では限界があることを悟る
  3. それでも何とかならないかと、ひたすら調べ、シミュレーションする
  4. 無理を承知で、ちょっとだけ難しいダンジョンとかに挑んでみる
  5. やっぱり無理だったのですぐ諦める
  6. 最初に戻る

終始こんな感じだから、何といっても、本当に効率が悪い。

効率のいい方法をいつまでも調べていること自体が効率悪い。

そんなもん、いくら調べても答えは大体出尽くしているわけで、自分に合った答えがそこにないのなら、多少効率が悪くてしんどい道のりだったとしても、とにかくやれって話。

――

思い描いていた結果なんて何ひとつ残せやしない。


「小さなことからコツコツと」

きよし師匠が言ってることはこの世の真理とも言える格言だったんだよ。

先の数学の話にもつながってくるんだけど、今の自分が出来ることを一心不乱にやってみるということが、まったく出来ていないんですわ。

それはなぜかというと、やっぱり僕は本音ではそれをやりたいとは思っていなくて、欲しているのは皆からの称賛の声であって、ゲームや勉強を楽しむことではないってことなんだよね。

おいおい、ゲームですら素直に楽しめてないっていよいよヤバくないか?

計画しているときは楽しい

じゃあ僕のやりたいことってなんなの?と冷静に考えてみると、かなり絶望的な気持ちになってくる。

数学のときも、ゲームのときも、他のあらゆることにおいても、僕は本当にそれをしたいのではなく、突き詰めることによって、周りの人たちからの評価が得たかっただけなのか?

ということは、僕は自分の意志で何かをやりたいと思ったことはなく、心から楽しんで没頭したこともなく、単にチヤホヤされたいという煩悩だけで物事を判断してきたのか?

確かに、何かを始める段階で、そのジャンルの最高到達点をイメージして、そこに辿り着いたときに得られる称賛の数々を妄想することによって、僕は言いようのないエクスタシーを感じていた、ような気がする。

もちろん、それは実際に起こっていることではなく、ありとあらゆる事柄が理想的な順序で進んだ場合にのみ発生する、究極の理想像だ。

はやい話が、捕らぬ狸の皮算用ってことだ。

怖い。これは怖い。書いてて本当に恐ろしくなってきたぞ。

当たり前の話だけど、物事がそんなに理想的な展開で進んでいくことなんて絶対にない。

はやければ一手目ですでに段取りが違ってくるのが人生ってもんだ。

それなのに僕は、何をするにしても、必ずそのような理想像を思い描いてしまっている。

こんなんじゃあ、何をやっても途中で挫折してしまうのは当たり前なんじゃないか?

僕はどうしたらいいのでしょうか?

処方箋を考えてみる

このような状況を何とか打開したいと思っているのは、たぶん本心。

そもそもの原因は何かというと、「世界で一番すごい花」になりたがり、人の評価ばかり欲してしまう、卑しい向上心そのものなんだと思います。

そうであれば、僕は自分に対して次のような処方箋を出してみたい。

「高みを目指すな。向上心を捨てろ。未来も意味も考えず、ただ楽しめ」

これだ。

もうこれしかないわ。

いちいち凄い人たちに影響されて、高みを目指しちゃうからダメなんだ。そんな向上心を持っているから上手くいかないんだ。

これを続けることによって、未来にどうなりたいとか、これを続けることにはどのような意味があるのかとか、そんなことをいちいち考えているから失敗するんだ。

あぁ、ナンバーワンにならなくていいんだ。オンリーワンでいいんだわ。

「世界にひとつだけの花」であることを誇りに思っていればいいんだよ。

なんだよ。

納得しちゃったよ。

スマップってやっぱすっげーなぁ!

おわり。